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平成26年度 函南バスケットボーイズの取り組み

 スポーツを通じて、子どもたちの実生活に充実感と達成感を体験してもらう活動として「函南バスケットボーイズ」の取り組みがあります。

 毎月2回程度、体育館を利用して、バスケットボールの練習を実施しています。バスケットボールが好きな中学生が集まり、練習やゲームを通じてバスケットボール技術の習得やミニゲームでの達成感を体験できます。

◎ 函南バスケットボーイズ バスケBAKA http://izunokuni.net/basket/

◎ はじまりは「まず1勝」からスタート

 静岡県伊豆半島の付け根にある函南町の函南中学校。そこで活動している男子バスケットボール部は、ミニバスケットボール経験者も少なく、中学校からバスケットボールを始めた初心者の部でした。周囲の中学校との練習試合でも大差で負け続けていました。練習も部活の限られた時間しかなく、周辺にバスケットボールの練習をする場所もありません。そのため有料で屋外の練習場を借りて練習する子も多く、屋外故にけがをする子も多くいました。
 なかなか勝つことができない子どもたちを見ていた保護者のみなさん、練習試合のときに子どもたちを会場まで送り届けながら、練習がもっとできないか、この子たちにまず1勝させたいという気持ちをお互いに確かめることができました。

◎ 体育館での練習をスタート

 故障者が多いこともあり、顧問の先生から屋外での練習をしないようにと通知がありました。そこで子どもたちが練習できる体育館を探すことから始め、町の体育館を借りることができました。町体育館での練習がスタートしました。
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◎ 練習の成果は少しずつ

 町体育館での練習は、平成25年12月からスタート。毎月2回程度開催されます。練習のたびに参加する中学生も増えてきました。また卒業生も練習に顔を出してアドバイスをもらうことができました。練習は雨が降る中、雪の降る中でも継続し、子どもたちも練習を欠かさないようになりました。そしてその成果は練習試合などで発揮されるようになってきます。

◎ 試合でも成果が出せることの裏付けは、練習にあること

 大差で負けていたチームは、26年春には他チームと競るほどに実力をつけ、連取試合でも結果をだしていくことになりました。そして春季大会では目標である「1勝」を勝ち取ることができました。このときの喜びを子どもたちと共有することができたことは親にとってもうれしいことです。そしてこのときに次の目標である「勝つチーム作り」がはじまりました。
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◎ 強い相手に勝つこと

 練習が強いチームを作ること、それぞれの役割を全力でがんばること、これらを意識して取り組むことができました。このことが子どもたちを成長させ、保護者もその姿を目にすることができたと思います。

◎ 感謝と後継者を育てる

 この夏、函南中学校男子バスケットボール部の3年生は引退しました。現在は受験勉強に全力で取り組んでいます。それとともに子どもたちは協力いただいた地域のみなさんへの感謝と次の学生への後継の育成に取り組んでいます。自分たちができなかった「夢」を次に託す。このことがさらに子どもたちの実生活を豊かにしていくのではないでしょうか。
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